夏バテをいかに乗り切るか?
夏バテは暑さに対する我々の生活と体の反応によって強い疲労感、食欲不振、胃もたれ、胸部不快、動悸、めまい立眩み、頭痛が引き起こされる状態です。
暑さに対して水分を多量に摂取し、多量の汗をかくと、ミネラルのバランスが狂いやすいのが第一の夏バテの原因です。麦茶、水が水分摂取の中心で、食事量が少ない方は、体内の塩分、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが汗や尿中に排泄されて不足してしまいます。特にコーヒーやビールを摂取する方はカフェインとアルコールによる利尿作用によって尿中にミネラルが多く排泄されるのでミネラルのバランスが狂います。スポーツドリンク、経口補水液、塩飴を十分摂取すること、夏は味噌汁、スープを積極的にとる事でミネラルのバランスを保ちましょう。麦茶や水を飲む方はコップ1杯に対して塩飴1ケをなめれば夏バテを回避できます。ところでポカリやアクエリアスは砂糖が多いので、肥満が気になる方はイオンウォーター、アクエリアスゼロ、OS1などの甘味料が入っていて糖分が少ない方がおすすめです。
夏の時期の汗の量は、寝ている間に0.5-1L、1日では普通の生活で1-3Lを必要とします。寝る前に経口補水液を1杯飲んで、起きたらまた1杯飲まないと、寝ているだけで塩分切れである脱水になってしまいます。「脱水だから水飲めばいいんでしょ」これは間違いです。脱水は水分+ミネラルバランスの不足ですので水分+塩飴、あるいはスポーツドリンクが必要です。普段高血圧で塩分制限をしている方は7-9月の酷暑の時期は塩分制限を解除してください。自分では汗をかいてないと思っても1-3Lの不感蒸泄と呼ばれる自然発汗によって塩分が体外に逃げていきますので塩分制限を解除しないと塩分切れで、夏バテ、重症化すると熱中症になって病院送りになってしまいます。多くの塩分制限をしている方が熱中症で倒れますの。夏には誰に言われなくてもコートを脱ぐように、季節に応じて塩分の摂取量を調節してくださいね。(爽心会 心臓クリニック藤沢六会 磯田 晋2026/7/26)

