手の冷たい人は心が温かい?
手が冷たいという事は、末梢の循環障害、血の巡りの悪さ、があるという事です。血の巡りの悪さは、1.血液や体液が少ない、2.末梢の動脈が収縮しやすい、3.心臓の機能が低下している、といった原因によります。血液や体液が少ない原因は、生理出血や鉄欠乏に伴う貧血による血液の減少や、塩分やミネラル、食事摂取の不良による体液の減少などがあげられます。末梢の動脈が収縮しやすい場合は、自律神経、特に交感神経の興奮によって動脈が収縮している可能性があります。交感神経の興奮は喫煙、飲酒、カフェイン摂取、睡眠不足、運動不足、ブルーライトを浴びる、ストレスなどがあげられますが、生まれつき心が敏感で自律神経が興奮しやすい場合が頻度として高いと考えられます。手が冷たい一つの理由に、心が繊細で、自律神経が興奮しやすい場合があげられるのです。心が繊細な方は、脈が乱れやすかったり、頻拍になりやすかったり、血管が収縮しやすいことによって、冷え性になりやすかったり、心臓の血の巡りが悪くなって胸が締め付けられやすかったり、息苦しさや脳貧血、頭痛になりやすかったりする可能性が高いと考えられます。ということで、手の冷たい方に、心が繊細で、自律神経が敏感なために末梢循環障害を起こしやすい方が多いのは妥当なようです。心が繊細であることと心が温かいことが必ずしも一致するかはわかりませんが、当たらずとも遠からずとはいえそうです。
さて、手の冷たい方は血液を増やす、体液を増やす、自律神経を穏やかにすることが必要です。貧血の方は鉄を摂取して血液を増やし、塩分、カリウム、マグネシウムを摂取して体液を増やし、禁煙、カフェインレス、ブルーライトカット、十分な睡眠、運動などで自律神経を穏やかにして、サプリや薬では、EPAで血管を広げて、葛根湯や補中益気湯で体液を増やして快適に過ごしましょう。
まとめ 手が冷たいということの原因の一つに、心が繊細で、自律神経が敏感な体質を持っている可能性があります。心が繊細であることと心が温かいことが一致するかはわかりませんが、当たらずとも遠からずと言えそうです。(爽心会 心臓クリニック藤沢六会 磯田 晋)

