腎のう胞と言われたら

健康診断などでお腹の超音波やCT検査をうけたときに、腎のう胞が指摘されることがあります。

腎臓は血流が豊富で、血液をろ過して尿をつくる臓器です。腎臓の血管が動脈硬化などで壊れてしまうと、川のような尿の流れが、血管の破綻で起きたがけ崩れでせき止められて、湖ができてしまうのが、のう胞です。その発生は基本的に悪い細胞は絡んでいないのであまり心配する必要はありません。ただ、のう胞のできやすい人と、できにくい人がいます。動脈硬化で血管が痛みやすい人に一般的にできやすいようです。ですから腎のう胞を指摘された方は、自分の親兄弟に心臓、脳、腎臓、血管の病気、腎のう胞が多発する人がいないか、煙草を吸ってないか、血圧は高くないか、糖尿病はないか、コレステロールや中性脂肪が高くないか、尿酸が高くないか、お酒を飲みすぎていないか、コーヒーを飲みすぎてないか、ブルーライトを浴びすぎてないか、運動不足はないか、肥満はないか、を確認して、必要に応じて治療を受けるようにしましょう。のう胞は肝臓、膵臓、甲状腺などにも起きることがあり、臓器によって血行の障害以外の原因もありますのでご相談ください。

まとめ 腎のう胞は命にかかわらない所見ですが、動脈硬化などにより血管が痛みやすい方に多く認めますので、血管を障害する高血圧、糖尿病、脂質異常、喫煙、肥満、飲酒、尿酸、カフェイン、ブルーライト、運動不足などについて見直しましょう。(爽心会 心臓クリニック藤沢六会 磯田 晋)