体温が低いのは血の巡りの問題

体温が低い方と高めの方では腋窩などの体表の温度は異なりますが、体の奥の方の温度は37度少しでほとんど変わりません。体表に温度を伝えるのは血流です。血の巡りが悪いと体表に熱が伝わらずに、腋窩など体温が下がります。

冷え性は血の巡りが悪い状態です。鉄不足や生理出血による貧血、塩分不足、低たんぱく、食事不足、運動不足、睡眠不足、自律神経失調、カフェイン過剰、ブルーライトなどが原因で起こります。

体温が低めになるとウィルスは発育しやすくなります。免疫力をつけるには体温が上げる工夫をしましょう。

健康を気にして塩分を控える方は大勢いらっしゃいますが、体温が低めの方は体調を整えるのに逆効果のこともありますのでご注意ください。

足が冷える方は500ml、膝が冷える方は1000ml、大腿が冷える方は1500ml体液が足りないといいます。500mlの体液は塩飴2ケ、1000mlの体液は塩飴4ケ、1500mlの体液は塩飴6ケ分に相当します。体温の低い方はおそらくもう少し塩分をとると体調が改善する可能性大です。心配な方は採血してNaを測定してみましょう。

体温が低い方は体液が少ないことで市のめぐりが悪くなっている可能性があります。塩分を控えすぎていませんでしょうか?魚、大豆、オリーブオイルやごま油が取れてますでしょうか?甲状腺機能は大丈夫でしょうか?サプリでサポートするならEPAがお勧めで、漢方薬でサポートするなら甘草を含む葛根湯、補中益気湯や人参養栄湯などがお勧めですね。

まとめ 体温の低い方は塩分不足などによる体液不足などから血の巡りの悪くなっている可能性があります。(爽心会 心臓クリニック藤沢六会 磯田 晋)