コーヒー好きで動悸を訴える方が大勢いらっしゃいます。コーヒーはカフェインを多く含んでいるので自律神経を興奮させます。眠気は減りますが、動悸や冠攣縮、つまりドキドキと胸キュンが増えます。カフェイン抜きのデカフェ、カフェインレス、ノンカフェインの豆、粉、インスタントがありますのでお店で聞いてくださいね。味についてはおいしくないという方が多いですね。お茶にはテオフィリンが含まれこれも覚醒効果はありますが、動悸を訴える方は少ないですね。紅茶は蒸すときに抜けているせいか問題ないようです。 次はアルコールです。アルコールそのものは飲めば飲むほど不健康というデータが出ていますが、赤ワインだけはポリフェノールがアルコールの害を中和するので1杯は大丈夫といわれています。アルコールは利尿効果があるので脱水を起こします。また利尿に伴ってカリウム、マグネシウム、ナトリウム(塩分)といった自律神経、脈、血管壁の安定に必要なミネラルが尿中に排泄され、飲酒後は動悸や胸痛が起こりやすいので、飲酒後はミネラルと水分の補給が必要です。アルコール摂取の際はカリウム：野菜やおかず、マグネシウム：豆腐海苔海藻、塩分：味噌汁、糠漬、水分や砂糖抜きのスポーツドリンクの十分な摂取をお勧めします。アルコールは肥満の原因にもなりますのでその点もご配慮ください。