葛根湯のすすめ

体調不良の多くはウィルスの関与が多いと思われます。数えきれない種類のウィルスが、我々の体に入り、様々な体調不良をおこします。葛根湯は体温を上げつつ免疫を強化します。ウィルスの発育速度は39度では平熱の1/200と言われます(ソルボンヌ大免疫教授による)。我々が熱を出すのはウィルスによるダメージではなくて、ウィルスと戦う為なんですね。”寒い”と思ったらウィルス?と思ってください。体がウィルスの侵入に気付いて熱を出そうとしているんですね。風邪の引き初めに有効な葛根湯ですが、自分はこんな時に服用します。昼間の眠気、疲れ、眩暈、立眩み、肩こり、体のどこかの痛み、もちろん寒気、鼻水、咳、頭痛、痰、風邪の患者さんを診た後、お酒を飲む前、要するにほぼ毎日のんでます。葛根湯を内服して1時間で少し良くなったらウィルスだったんだ、ということです。体調がいつもと違ったら、来院する前にまず葛根湯でウィルスを除外してからいらしてくださいね。