水を飲むと治る胸痛

水を飲むと胸痛が落ち着くことがあります。体を制御する自律神経には緊張をつかさどる交感神経と、リラックスをつかさどる副交感神経があります。水を飲むと副交感神経が優位になるので、緊張をほぐす効果があります。胸痛は様々な理由で起こりますが、緊張などにより交感神経が興奮すると、血管が収縮して神経や筋肉の血行障害を起こして神経痛が発生します。胸、背中、腰などの筋肉や神経では神経痛が起こり、心臓では冠攣縮あるいは冠動脈微小循環障害といわれる血行障害で、胸痛、締め付け、息切れ、動悸、時に失神を引き起こします。このような時にまず水を飲むと、血管を絞めている交感神経優位の状態から、副交感神経優位の状態に変化して症状が改善することがあります。また塩分や水分が不足している状態では血管が収縮しやすいので、スポーツドリンクなどを摂取して体液が増えると血管が収縮しにくくなって、神経痛や胸痛が起こりにくくなります。生活環境では、怒り、不安、緊張、睡眠不足、タバコ、カフェイン過剰、ブルーライト曝射、二日酔い、野菜不足、ミネラル不足、などで交感神経が興奮して痛みが発生しますので、痛みの出る方は心当たりを探ってみましょう。水を飲むと治る胸痛をお持ちの方は、体液を増やすために原則塩分を控えず、カリウム(野菜)、マグネシウム(豆腐、海苔、海藻)、魚、練り物、大豆食品、オリーブ油、ゴマ油を摂取して、EPAで血管を拡張、安定させて、葛根湯のようなカンゾウを含む体液を増やす漢方を摂取して血管収縮による神経痛や胸痛を改善しましょう。

まとめ、水を飲むと治る胸痛をお持ちの方は神経痛や狭心症の可能性がありますので生活を見直して、改善しない場合は受診しましょう。