夏を乗り切るための塩分と水分
7月 2, 2025
夏の屋外の行楽、農業、厨房で働く方に必要な塩分と水分はどのくらい必要でしょうか?
高温、多湿の状態の強めの活動(穏やかな活動)で汗を多くかく場合に必要な水分は体重x10(5)ml/h、塩分は体重x0.04(0.02)gです。
70kgの方の夏の強めの活動1時間に必要とする水分は700ml、塩分は約2.8gです。結構多いですよね。さて汗で失われるミネラル、浸透圧を補うのに何をどう摂取すればいいでしょうか?汗の主成分は塩分です。食品、飲み物、塩飴に塩分が含まれますが、塩以外にもカリウム、マグネシウム、カルシウム、糖質などが塩分相当量として含まれ体の浸透圧の維持に役立って、塩分を代用できますので以下に塩分相当量と、カッコ内に塩そのものの量を記載しますので塩分補充の目安にしてくださいね。
スポーツドリンク500mlは塩分相当量2g(塩0.6g)
経口補水液500mlには塩分相当量1g(塩0.3g)
塩飴1ケには塩分相当量0.2g(塩0.1g)
味噌汁には塩分相当量2g(塩1.2g)
ラーメンやソバ一杯には塩分相当量5g(塩5g)
塩分を控える必要のある方はカリウム:野菜や野菜ジュース、マグネシウム:豆腐、海苔、アオサ、シジミ、アサリ、糖質やクエン酸も浸透圧を保つ代用になりますので、これらのミネラルなどを積極的に摂取して夏バテを乗り切りましょう。 (爽心会 心臓クリニック藤沢六会 磯田 晋)
