ホルター心電図のすすめ

健診の心電図は30秒ぐらいですが、ホルター心電図では心電図をつけたまま帰っていただきます。約1日の間、心電図を見ると多くの情報があります。

1 脈拍数:脈の数は安静時に60-80回が理想的で、運動時に120回ぐらいまでが心臓にとっては楽ですね。脈の安全限界は200-年齢を目安にしていますが、これを超すようですと心臓の筋肉に傷が残りやすくなると思ってくださいね。

2 期外収縮:心臓には右心房にある洞結節という脈の社長さんがリズムをとっていますが、左心房などにいる副社長さんにリズムどりを取られると、上室性の期外収縮、心室にいる社員である心筋にリズムをとられると心室性の期外収縮という不整脈を起こします。それぞれ1日20回までが正常ですが、増えるときは何か問題があるのかもしれませんね。

3 心臓の虚血:狭心症などによる心筋の虚血があると、脈拍数が上がった時に心電図のSTという部分が低下することがあり、これは冠動脈の動脈硬化による労作性狭心症や、冠攣縮による狭心症がわかります。

4自律神経と心臓の関係 敏感な方はちょっとしたストレスなどで自律神経から心臓にシグナルが強く送られ、結果として動悸を感じることがあります。階段、電車、家事、来院、お迎えなど何が動悸の原因かわかります、検査だからじっとしているのではなく、運動やシャワーなどいろいろな負荷をかけて何時に何をしたか記録をつけてくださいね。