内科について
肥満、飲酒、尿酸、お酒の飲みすぎ、喫煙、食事の心配、腸内細菌叢など様々な要因による生活習慣病、風邪症候群やインフルエンザ、頭痛、気管支炎、胃腸炎(腹痛、下痢、嘔吐)、熱中症など、日常的によく見られる疾患について、一般的な治療を行なう診療科です。
我々は様々な症状で内科を受診しますが、例えば咳一つとってもいろいろな可能性がありますね。なかなか咳が取れないとしましょう。咳止めの強さは適当でしょうか?、気管支の攣縮によって咳喘息を起こしてないでしょうか?、気管支拡張剤は張ってみました?、まさか心不全のために心臓喘息が起きているなんてことは?、最近はやりの百日咳ではないでしょうか?、アレルギーによる咳では?、のどの奥で誤嚥していませんか?、いつの間にか鼻が垂れて気管に入ってるかもしれません、結核も否定しておかないと危ないですよね。このように咳一つの症状でこれですので、いろいろな可能性を考えていく必要がありますね。
AI(artificial intelligence 人工頭脳)が流行ってますけどまだまだAIだけでは正解にはたどり着けませんね。今の内科診断AIは患者さんの訴えから入っていきます。咳一つ、その背景を探りだすのにいろいろな可能性と、聞く能力、見る能力、そして何らかの薬を試してその反応を見ること、発症からの時間変動、体温、季節、場所、住む環境などまるで探偵ごっこのような様な知識と経験が必要です。それが内科なのではないでしょうか。当院では循環器を専門にしておりますが、第3の標榜として内科をあげさせていただきました。全身臓器をくまなく考える覚悟とご理解いただければ幸いです。
感冒の様な急な体調不良や日常的に起こる症状の診察を行いますので、はっきりとした症状が現れているときは勿論のこと、「調子が悪いのだけれど、どの診療科を受診したらよいのか分からない」といった曖昧な場合も遠慮なくご相談ください。
慢性的な疾患に対する治療は急性期治療以上に健康寿命に影響してくる大事な診療です。循環器内科と重なる領域も多いですが、かつて「成人病」といわれ、現在は「生活習慣病」という領域こそ、当院が最も大事にする「健康寿命を楽しく延ばす」につながってまいります。高血圧をほっておくと5年10年で何割もの命の危険につながること。悪玉コレステロールをほっておくと心臓、腎臓、脳の寿命にかかわってくること。糖尿病を放っておくとそのうち透析になり、視力を失い、心臓や脳で命にかかわってくること。肥満をどのように制御すれば健康が長く保てるか。どのような食事が健康にふさわしいか。尿酸をほおっておくと関節が痛くなるだけではなく命や透析にかかわってくること。どうやってタバコをやめるか。タバコを吸い続けるとタバコ代で1,000-2,000万円かかったうえに、年金を1,500万円もらいそこなってしまうこと。お酒の害からそどように逃れるか。どうやったら動脈硬化という老化に立ち向かうことができるのか。サプリをどのように考えるか。漢方薬治療をどのように利用していくか。一人一人のライフスタイルにふさわしいベストの健康を探すのはどこまでも果てがありません、これが内科のお仕事です。またストレスとの闘いも内科診療の一環です。社会的なストレスで冠攣縮性狭心症になることがあります。冠状動脈を広げるのか、血管内膜を安定化させるのか、腸内細菌叢を安定化させるのか、アレルギーを調べるのか、自律神経と心臓の関係をブロックするのか、心のストレスを和らげるのか、いろいろな治療ポイントがあり、今はまだ、ボタンを押すように人工知能だけでは解決できないソフトな問題です。当院は循環器の診療を専門にはしておりますが、これは循環器ではなさそう、などと遠慮しないでください。その腰痛も、その蕁麻疹も、目のことも、耳のことも、実は血管でつながっていることが少なくありませんから。
病気は早期発見・早期治療が重要
全国の医師が日頃から感じていること。それは、「病状がそれほど進行していない段階で医療機関を受診してくれたならば、もっと元気で長生きさせられたのに」と感じるケースが多いという現実です。例えば風邪のような症状が現れている場合、その大半は短期間で治癒します。ちょっとしたサインの中に重篤な疾患が隠れていることもあるのです。採血したら血が薄いので、どこか消化管から血が出ているのではと、検便しただけで大腸がんがポリープの状態で見つかり、人工肛門にも抗がん剤にもお世話にならずに元気に過ごせる事例など、クリニックでは年に何人もあることです。「何の症状もないからでクリニックに行かない」でいいのでしょうか?症状が出る時は進行していて大変なことも多いですよ。
「この程度でお医者さんに掛かって良いのだろうか」などとためらったり遠慮なさったりせず、病気を早期発見し、早期治療できるよう、早めにご受診ください。それが健康で長生きできる人生につながります。
このような症状はご相談を
- 急に高熱が出た、熱がなかなか下がらない
- 咳、鼻水、のどの痛みがある
- 食後や空腹時に胸やけがする
- 食欲がない、これまで好きだった食べ物が喉を通らない
- 食べているのに体重が減っていく
- 胸が痛い、圧迫感がある
- 頭が痛い、頭がモヤモヤする
- 立ちくらみを感じることがある
- 少し身体を動かしただけでも動悸、息切れする
- 肌がむくんできた、発疹がある
- 喉が頻繁に乾き、水をよく飲む
- 尿に異常がみられる(出にくい、近い、量が多い、血が混じる)
- 疲れやすくなった、身体がだるい
- 体重が増えてきた、または痩せてきた
など
内科の主な対象疾患
急性疾患
- 風邪症候群
- インフルエンザ
- 咽頭炎
- 扁桃炎
- 気管支炎
- 肺炎
- 胃腸炎(腹痛
- 下痢
- 吐き気)
- 尿道・膀胱炎
- 熱中症
慢性疾患
- 生活習慣病(糖尿病、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)、痛風(高尿酸血症)、メタボリック症候群など)
- 花粉症
- 貧血
- 頭痛
- 便秘症
など
- 電話番号
- 0466-52-8200
- 住所
- 〒252-0813 神奈川県藤沢市亀井野2-7-1
- 最寄駅
- 小田急江ノ島線 六会日大前駅 東口徒歩3分
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 | |
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9:00~12:00 | △ | ||||||
15:00~18:30 | ― | ― | ― | ||||
18:30~19:00 | ― | ― | ― | ― | △ | ― | ― |
:予約優先 △:予約限定